2005年11月26日(土) Break Station Live ( vol.12)
〈ライブレポート〉
2005年11月26日(土) Break Station Live ( vol.12)
前回のBreak Station Liveから早4ヶ月。夏が終わり、秋が過ぎ、冬が近づいているこの日のライブ。
その4ヶ月でより多くの人にMAYUKOさんの声が届いてることを印象付けられるような一日でした。
今回のライブはギターに秋月良太さん、バイオリンに岩出なつみさんという9月の曼荼羅以来の親友トリオでのライブ。
最初に演奏されたのは『I'm happy when you'rehappy』。
柔らかいギターとバイオリンの音色がなんとも心地良い感じでまさにhappy。
そして続いてhappyつながりということで『幸せに・・なろうね』。寒い冬の空気を
暖かく包んでくれるような優しい感じが印象的でした。
そして今回個人的には一番しびれた『美しい悪夢』。序盤の柔らかい音色から一転して
怜悧な刃物のように切り裂くその岩出さんのバイオリンの奏でる音はまさに「美しい悪夢」。
秋月さんのギターがもの悲しい音をつま弾けば、MAYUKOさんのピアノは冷たく、歌声は切ない。
そんな『美しい悪夢』に打ちひしがれたあとに待っていたのは重大発表。
それはMAYUKOファンが待ち望んでいたメジャーデビューの発表でした。
MAYUKOさんもテンションアップ。そして会場に集まったMAYUKOファンや、
MAYUKOさんの歌声に足を止めて聴き入っていたお客さんからも大きな拍手に沸く。
そのあとはゆうまお曲の『君に会いたくて』。中原麻衣ちゃんの歌とはまた一味違ったセルフカバーならではの面白さ。
そして最後の曲を前にMCでMAYUKOさんが話したこと。
「苦しいときに、大丈夫だよって言ってくれる人が自分のまわりにいた」というその言葉。
これは私事で大変恐縮なのですが、この言葉はここ数年の自分の状況にとても当てはまる言葉で
深く胸に染み入ってきました。自分はMAYUKOさんみたいに感謝の言葉を歌に変えることは出来ないけれど、
自分のできることで周りの人に感謝しよう。改めてそう思った最後の『蒼空』。
前回自分がレポートしたときにも言ったけれど、自分の周りに愛が溢れている
ことの幸せ。そんな余韻に浸りながらこの日のライブは終わりました。
終わってふと振り返ると、そこにはたくさんの人たちがMAYUKOさんの歌に聴き入ってた姿がありました。
MAYUKOファンの人にも、この日偶然にも通りかかった人にも。
この歌声が届く限り、その幸せの輪は広がっていくんじゃないでしょうか。
セットリスト
1.I'm happy when you're happy
2.幸せに・・なろうね
3.美しい悪夢
4.君に会いたくて(中原麻衣提供楽曲)
5.蒼空
(Text by ちゃい) |