2005.5.28(Sat)　ＭＡＹＵＫＯライブ＠東京・四谷天窓.Comfort　13:00～

会場はＪＲ四ッ谷駅から徒歩数分。新宿通りにあるビルの２階の一角。
ステージにはグランドピアノが１台。
ピアノがステージ全体の半分近くの面積を占めるほど小さめのステージ。
客席もそれに比例して椅子席30席ほど＋立見スペースに
バーカウンターを備えたこぢんまりとした会場。
開演前には満席となり立見のお客さんが幾人も。
MAYUKOさん他３組のアーティストが出演されたこの日のライブ、
MAYUKOさんは全４組中１番目に登場。

Ｍ１　美しい悪夢

軽く自己紹介。
「この会場、拍手の音が響いてうれしい。」と会場そのものを気に入った模様。
「１段高くなったステージにグランドピアノ･･･学校の音楽室みたい。
　客席のみんなが生徒に見えます。」
ステージと反対側の壁面は一面ガラス張りになっているため、
見晴らしも良く窓の外を見ながら演奏されたとか。

声優・中原麻衣さんとのラジオ番組「＠ミニシアター」の宣伝。
ゆうまおとしての作家活動にも触れそのラジオのエンディングテーマ
になっている麻衣さんへの提供曲をセルフカバーで。

Ｍ２　マグカップ

７月にリリースされるミニアルバムの告知。
制作状況は残り１曲の収録を残すのみとか。
この曲もあの曲も入れたいと悩んで
「いっそのことフルアルバムにしちゃえばいいじゃーん！」
とか思ったけど結局今回はミニアルバムにしたとの事。
惜しくもアルバム収録の選にもれた１曲を初公開。
「学生のときは教科書の何ページから何ページまでが範囲で、
　テストの日が決まっているけど、
　それを人生に置き換えたときにそういうテストっていつあるのか、
　誰が決めるのか。人生そのものが長いテスト期間。」

Ｍ３　テスト

MAYUKOさん史上最短の曲だそうで、あっという間でした。
そんな短い中にも「幸せってけっこうシンプルなものなんだよ」という
メッセージが込められるように感じました。
ここで共演者にギタリスト・三井さんを招いて２人でのセッション。
前回5/7にMAYUKOさんが赤坂グラフィティで出演されたライブに
別アーティストの共演者として参加されていた三井さんのギタープレイに
好印象を受け終演後に共演のお誘いをかけたところ、
快諾してもらい今回セッションの運びとなったそうです。２曲続けて披露。

Ｍ４　決意
Ｍ５　震える唇

過日ブログ内で発表された舞台出演についての詳しい情報が。
即興劇のお芝居に音楽担当で参加されるとの事。
舞台上の役者に合わせてMAYUKOさんも演奏は即興で行うそうです。
暗い音楽で人が倒れるなど、自分の奏でる音色で舞台を演出できる事に
興味を持たれたご様子でした。
6/17～6/19までの３日間・５公演を新宿で行われるが決定。
ピアノ弾き語りアーティストでない・作詞曲家でもない、
新たなMAYUKOさんの才能の一端を垣間見る事ができそうで楽しみです。

そして早くも最後の曲
「特定の誰かでなく、ここに集まってくれたみんなと
　こんな気持ちになりたいと思います。」

Ｍ６　幸せに･･なろうね

大きな拍手に包まれながらおよそ３０分の出番を終了。
演奏終了後には5/3の船橋ららぽーとで行われたライブにて販売され
当日完売したＣＤの再販も行われました。今回演奏された
「幸せに･･なろうね」「美しい悪夢」を含む全３曲を収録。
好評で今回用意したＣＤもほぼ完売された様子。

久々に生ピアノが弾けるとMAYUKOさんも楽しみにしていた今回のライブ。
わたしはライブの参加歴が浅く、グランドピアノでの演奏で歌う
MAYUKOさんは初めてでしたが会場に響き渡るMAYUKOさんの歌声と
グランドピアノの音色にこれまでのライブ以上にうっとり。
また曲間のトークについても楽しく聞かせてもらっています。
MAYUKOさんが先生だったら、毎回音楽の授業が楽しみになるだろうなと
想像しちゃいました。

個人的には今回初めて聞かせて頂いた曲が２曲あったのですが、
豊富な楽曲の幅に毎回驚かされます。
「美しい悪夢」「マグカップ」のように切ない別れを歌った曲の一方で
「幸せに･･なろうね」に見られるずっと一緒にと願う優しい気持ちになれる曲。
「決意」での背中を押してくれる曲など。
時に癒し、時に励まし、時に悲しく心に染み入る音楽に強く印象を受け、
感動を覚えています。まだ聞いた事のない曲たちはどんな驚きを持って
受け取れるか･･･これからも楽しみです。

もっと沢山の人にMAYUKOさんの音楽を体感してもらいたいと
改めて感じたライブでした。
心地良いうっとりな昼下がりを過ごさせて頂きました。
本当にありがとうございました。
(text by たかゆき)