2004.10.7 吉祥寺 曼荼羅

 

当日配布されたプログラム

「秋空に響く、ただいま」をテーマに、
32回目となるMAYUKOライブを
曼荼羅で行いました。

(演奏曲目)
1 赤いスカート
2 この町
3 ただいま
4 懐かしい場所
5 幸せに・・なろうね
6 ただ好きなだけで

(ライブレポート)
「こんばんは、MAYUKOです」の挨拶から始まったライブですが、
まず今回のライブテーマ「秋空に響く、ただいま」について解説がありました。

秋空とは「乙女心と秋の空」と言うように、
変わりやすいものの例えですが女性だけでなく、
男性も同様に心はとても変わるモノである。
喜怒哀楽で心が様変わりするなかで、
唯一定まっているところがある。
幸せだな?と感じられることはなにか?を歌いたい。
いろんなことがあっても戻ることが出来る大切な場所がある、
その中でも自分の「ふるさと」について歌いたい。

1 赤いスカート
ある日引出しから出す際に、大事にしていた
赤いスカートの糸がほつれてしまった。
大切なモノをずーっと大事にするのはすごい難しい。
そして大事にするためには、もっともっと私たちは
努力しなければいけない。

2 この町
MAYUKOさんのふるさと立川某所では、
夕方5時を知らせるのは「夕焼け小焼け」のメロディー。
昔から使っているテープでだいぶ伸び気味のためか、
今ではとても味わい深い演奏になっている。
それが自分にとって余計いつもと変わらない町に思える。
そんな町に対する思いをちりばめた曲。

3 ただいま
前曲「この町」の続編とも言える曲で、
帰る場所(この町)があるから「ただいま」と言える。
そう自分に言い聞かせるために作った曲かも知れない・・・。
そうMAYUKOさんは述べていました。

そしてその思い出として、小さい頃に
遠足の帰り道どしゃ降りのなか家へ帰った。
遠足で楽しい反面、雨で満足に出来ないこともあった一日
楽しくもあり、どこか寂しいと思いながらも家へ帰ると、
お母さんがタオルとお風呂を沸かして待ってくれていた。

今では雨が降ったらタオル・・・は無いけれど、
でもその包み込むような暖かさは今も変わらずにある。
どんな時でも変わらない優しさで迎えてくれる
「ただいま」と言える場所がある。

4 懐かしい場所
この曲も前曲につながる曲で、「ただいま」という場所が
あるから「いってきます」と言う場所があるという
メッセージも含んでいます。

「ふるさと」から離れ一人暮らしの人、家庭を持っている人など、
それぞれ新しい場所(今の自分がある)がある。
でも、この曲で何かに挫けそうになったり、嬉しくなった時に
ふと自分のふるさとや家族を思い出し、
そして電話でもメールでもしてもらえれば・・・
そんな思いを込めた曲。

MAYUKOインフォメーション
明後日(10月9日)の駅ライブから
11月のライブまでライブ情報がありました。
MAYUKOライブに行こうか迷っていたら、
是非是非足を運んで欲しいと
(渋谷の夜景とかルイードでは・・・とか、
 ちょっとお得な特典(!?)があるようです)

ちなみに駅ライブ(JR主催)では、毎年25名くらいの
選ばれし者のみ駅構内で演奏を許可されているそうです。
そして今月は初登場となる上野駅でも駅ライブがあります。

5 幸せに・・なろうね
MAYUKOさん曰く、自分の気持ちがとても
素直に表現できていて、あまりにも直球過ぎて
照れるくらいの曲。

6 ただ好きなだけで
この曲は2ヶ月前、ここ曼荼羅で
ライブ開始の2時間前にできた曲。

その初演奏をまるで昨日のことのように覚えている。
それから時間が経ち何回も歌うようになり、
改めて自分のフィルターで曲を捉えてみると、
男女の目線で歌っていたモノの中に、
親子愛とかそういったモノも見えてくるようになった。
「ただ好きなだけで」とあるとおり、
好きという気持ちに理由はない。
出会った瞬間に好きな人は大好きだし、嫌いな人は・・・(^_^;)。

最近いい友達ができた。
そしてその人達には「同い年の女の子」という共通点があって、
同じ波動を持っているように感じる。
こんな感じで自分の周りには好きな人(いい人)が
いっぱいるので、嬉しい日々が送れる。

この曲は、相手で自分も変わる(変えられる)
ということを歌っています。
好きな人が傍にいるだけで過去だって良い思い出になるし、
今も楽しく過ごせるし、もちろん未来の事だって
とても気持ちが暖かくなる。

(感想)
テーマであった「秋空に響く、ただいま」から、
私はそのまんま秋の季節を歌った曲が並ぶのかと
思っていたのですがハズレでした・・・。
「ただいま」という言葉がキーワードで、
「ただいま」を言いたい場所は?
言って気持ちのよい場所は?相手は?
そんな感じの事を考えさせられたライブでした。
1曲目の「赤いスカート」から自分の気持ちを揺り動かされました。
大事にしているモノ、人、出来事を曲を聴きつつも想像していました。
努力をした分だけ喜びも・幸せも大きいモノになるはずだけど、
今の自分は努力しているかな、毎日を大切にして
いかなければいけないと思いました。

そしてそこから続く「この町」「ただいま」「懐かしい場所」
で考えていた事は、自分にとって安心できる、
居心地のよい、自分に帰れる場所・時・相手は???
といった事です。自分がそういった気持ちになっている時に
相手はどうなんだろう?自分の心が素直になれるのは
どんな時なのか?その時の状態は?場所は?誰がいる?等など
疑問符ばかりが浮かんでいました。
普段意識することなく生活していても、きっと無意識の内に
そういった光景が繰り広げられていると思いますが・・・。

「ただいま」「おかえり」の言葉もそうですが、
信頼関係があればこそそれ以上にも以下にも伝えること、
伝わることがあるのではないかと思います。
お互いが思いやる気持ちを持てれば、
時には厳しかったり優しく接したとしても、
それを相手も理解することができるはずなので・・・。
結局そのような関係が持てる場所が、自分を育んだ環境であり
「ふるさと」なのかなぁ?
(このような暖かい人間関係は、自分も含め
 忘れかけている人が多い気もしますが・・・)

「幸せに・・なろうね」「ただ好きなだけで」
この2曲はラブラブソングですが、人を好きになることが
自分自身を変える切っ掛けになる心情が切々と綴られていて、
頷くばかりです。
それにしても人を好きになるという事は、誰かに教わるわけでもなく
いつの間にか自然に身についているのは不思議です。

「好きだよ?」と相手を思いやる暖かい心を持つ事は、
本当に好きな人は一人でも、その暖かい心を持てる
ということで、他者に対しても思いやりの心を持てるようになれば
素晴らしい事だと思います。
みんなが等しく思いやりの心を持てれば、
争いごとのない暖かい世界になりますよね。
きっとそれが「MAYUKOの世界」なんだと個人的に思っています。

そうMAYUKOさんのライブに行くたびに、
私は忘れかけている暖かさを思い出します。
心の「ふるさと」に戻っている気分になり、自分の心に素直になれます。
これからも素敵なライブを待ってます!!
そして「MAYUKOの世界」がどんどん広がることを
楽しみにしています。
今回も素晴らしいライブをありがとうございました\(^o^)/

(text by とっちぃ~)