2004.6.12 東京駅 Break Station Live (vol.4)

 

2004年6月12日(土)Break station live vol.4

〈ライブレポート〉

関東地方も梅雨に入り、雨が降ることが多くなった今日この頃。
気分の下がりがちな5月に続き、ジメジメした梅雨の6月。
みなさんはどんな気分で今をお過ごしでしょうか。
6/12、東京駅構内のブレークスペースでのライブを
楽しんできました。

♪1『紫陽花』
随分懐かしい曲ですが、毎年この時期の定番!
懐かしいんだけど、すんなり聞き入ってしまうあたりが
この曲の存在感なのだと思います。今日はショートヴァージョン
で歌いました。

♪2『赤いスカート』
タンスの中に眠っている昔履いていた赤いスカート。
ある日タンスにスカートを挟んだまま開けてしまい
赤いスカートはほつれてしまいました。
その時の思いをこの曲にしました。
その時の私の気持ちと赤いスカートの様子を「ほつれた」という
言葉で結び付けているあたりはとても上手いですね。
「ほつれた私の心ほつれた赤い糸を薬指に巻きつけていた
 強く強く思い出をしばるように・・・」

♪3『美しい悪夢』
ブレイクステーションライブのオーディションに歌った曲。
流れるようなメロディーに心地よく聞き入ってしまいます。
この曲が出来上がってしばらくした後、インディアンハープの
コンサートを見に行き、とても軽やかに流れるその音を聞いて、
ピアノでそれを表現したいな、ということで
間奏部分をマイナーチェンジしました。

♪4『君のハンカチ』
紫陽花、赤いスカートに続いて懐かしい曲の登場。
MAYUKOらしいゆったりとしたあったかいナンバー。
今日のライブで最もグッっときた1曲でした。
「ごめんね 突然呼び出したりして どうしても一人でいられなくて」
という出だしにMAYUKOらしさが表れていると思います。
MAYUKOの歌では「僕」と「君」、あるいは「私」と「あなた」
という2人きりのシチュエーションが多いというのも特徴で
この曲もその1つですね。

♪5『決意』
MAYUKOが大学卒業の時につくられた歌なのですが
以前ブレイクステーションライブで歌った時に「この曲はこの駅に
ぴったりの曲ですね」いうお客さんの声がありました。
東京駅新幹線改札口そばのライブ会場。
その場所からいろんな人がいろんな場所へ旅立ってゆく。
「MAYUKOの決意=新たな旅立ち」がこの場所によく似合います。

♪6『夜のとばりがおりた時』 
ライブの最後に歌う曲のテーマの1つは
みんなが思っている事やみんなが思っているであろう事を
MAYUKO自身の言葉に直して伝えていくこと、だそうです。
今回ラストに歌ったこの曲はMAYUKOの家から見える景色を
歌にしたもので、その景色とは横田米軍基地のオレンジ色の光。
横田基地に見える景色、そこから聞こえてくる戦闘機の音や
サイレンの音。彼女はその光景を見るたびにみんなの平和への
願いが強く込み上げてくるのですね。

以上6曲を歌いました。
今回も様々な人からの反響がありました。
人の心を動かすということはとても難しい事。
けど大事なことは人の心を動かすことではなく
自分の心が動いているということ。
MAYUKOの発想は一体どこからくるのだろうと
毎回ライブに行くたびに思います。

今回彼女と音楽の話をしているうちに一つわかった
ことは「向上心」。
常に自分にアンテナを持ち、どんなことでも
まずは試行錯誤してみる。その積み重ねがきっと今の
MAYUKOをつくりあげてきたのだろうと思いました。
僕も自分のアンテナを張り巡らせ、新しいことにも
積極的にチャレンジしていこうと思いました。

次回は7月24日同じく東京駅構内でBreak Station Live。
土曜日ですので、お休みの方は是非足を運んでみては
いかがでしょうか?
きっとあなたにも新しい発見があることでしょう。

(text by かっC♪)