2006.2.11 吉祥寺 曼荼羅  バースデーワンマンライブ『君の笑顔がみちしるべ 』

2.11 MAYUKO@ゆうまお バースデーワンマンライブ
  『君の笑顔がみちしるべ』 吉祥寺曼荼羅

今日もいつもの曼荼羅でMAYUKOさんライブ、のはずですが
中に入ると異様なムード。それもそのはず、今日はMAYUKOさんのバースデー。
さらに、1月25日にゆうまおとしてデビューした最初のライブ
ということもあって、ライブ会場には、花束やフラワーバスケットがお出迎え。

そして客席が増設された分、ステージが狭くなってしまったようですが、
これもMAYUKOさんを始めスタッフの方々の見にきてくださった方への
気配りがうかがえます。

バンドメンバーの軽快な曲の下、MAYUKOさん登場。
アップテンポなノリでそのまま「ソングライダー」に引き続き
「思い出が欲しかった」

今日もMAYUKOさんはいつもと変わらぬとびっきりの笑顔で、
みんなを出迎えてくれました。

今回のライブタイトル『MAYUKO@ゆうまお バースデーワンマンライブ 
~君の笑顔がみちしるべ~』ということで、
1月25日にアニメ「かしまし~ガール・ミーツ・ガール~」の
エンディングテーマとなった「みちしるべ」でデビューしたゆうまおさん。
このアニメのつながりで、次は「みちしるべ」とそのアニメの
イメージソング「コンパス~笑顔の行方~」へ。

そして、この「コンパス」の曲についてアニメの裏話と、MAYUKO
さんの小芝居が・・・。
会場は、大爆笑。ここで場の空気をさらに和らげてくれました。

ここでバイオリンの岩出さんが抜け、ここから先は、
別れの瞬間をいろんな方向から切り取った『涙の4部作』へと移ります。

「哀しみFriday」
「震える唇」
「マグカップ」
「thank you for..」

涙で心を洗うアーティストMAYUKO。
その楽曲のひとつひとつは、『せつない』という一言にどれだけ
涙の色を表現できるかということを思って書き記している、
との言葉から感じ取れるように、曲の構成や選曲はその存在感を思う存分、
引き立てていました。

そしてバンドメンバーが抜け、MAYUKOさん1人。
新旧のFANが共に重なり合う今日この日に、思い出1st.Live
で演奏した曲より「紫陽花」、そして中学生時代を描いた「音楽室」。

しっとりと弾き語り。最初はここから始まったんだなぁ、と
思わせると共に、思い出を綴るように大切に歌いこまれました。

そして話題は、2005年に発売されたMAYUKOミニアルバム『蒼空』の話へ。
とあるHPのランキングでMAYUKOsongの上位に入っていた曲を、
今日はスペシャルバージョンで
「信号が青に変わって」

感情がこめられたこのスペシャルバージョンは、まさにライブ
でしか味わえない特別な曲となって観客を魅了しました。

バンドメンバーが戻り、ここで「テスト」を演奏して後半戦へ。

いつもよりテンションが高いのは誕生日だから、とMAYUKOさん
こんな素直な一言がFANの心をつかんでいるんだなぁ、と実感します。

バンドメンバーの紹介がすっかり終わったあとに、
「忘れてた・・」と笑いながらカメラマンさんの紹介。
『久木亮彦!!』(@ミニシアターのジャケットを撮られた方です。)

こんなお茶目な一面も見せるMAYUKOさん。
そのたびに会場からは、暖かい拍手や笑い声が飛び交います。
このアットホームな関係が良い曲を生み出しているんでしょうね。

そして、次に幸せな曲をひとつ。
「幸せに・・・なろうね」

そして、暖かな気持ちで、誕生日の話へ。
誕生日は、お祝いされる側という考えもあるけど、お父さんお母さんに
『ありがとう』という感謝の気持ちを込めて「君のもとへ」

ここで一つ思うことは、作詞として提供した曲をライブで披露
できることは、ゆうまおさんの仕事の幅の広さを感じる、
ということです。これからも、2足のわらじではありますが、
ゆうまおとしての顔とMAYUKOとしての顔の両面をうまく引き出した
ライブを今後も楽しみにしています。

そして、今日は誕生日ライブ。「やって良かった」とMAYUKOさん。
その気持ちは、今日来てくださった一人一人の心に届いたと思います。
ほんと、こんなSPECIALなライブをありがとう、と。

2005年を過ぎ、2006年にデビュー。デビュー前ブルーという時期
を乗り越え、音楽室で一人弾いていた頃から比べると、
すごいことだと実感しているMAYUKOさん。
そんなMAYUKOさんを支えてくれたスタッフや家族、友人、バン
ドメンバーや多くの方々と、すごい人達に囲まれて今思うことは、
これ以上甘えてはいけない。もっと大人にならなければいけない。
その人たちがくれたやさしさや、愛を忘れず、自分の足で独り
立ちできるように、と言う思いで、今回新曲を用意。

-わたしを支えてくれている全ての人たちへ-
「CANDY DAYS」

君の笑顔がみちしるべ
タイトルにもあるように、みんなに笑顔になってもらえればそ
れでいい、そんな気持ちで音楽を始めてここまできました。
みちしるべは自分にとってかけがえのない曲です。この曲を持って、
笑顔をみちしるべに、がんばっていきたい。
と、強い意気込みをMAYUKOさんは語ってくれました。

そして、最後の曲「みちしるべ」

CDでは聴く事のできなかった2番以降も披露。間奏では、MAYUKO
さんの手の合図で、左右に手を振りライブハウスが一体となる
ことが出来ました。

そして、最後にメンバー紹介の後、サプライズバースデーケーキの登場。
すごく忘れられない誕生日となりました。一生の宝物にします、とMAYUKOさん。

そして、手拍子の後、アンコール。
窮屈な思いをしながらも最後まで聞いてくださって、ありがとうございました。
とMAYUKOさん。この気遣いが、とても嬉しく感じます。

そしてアンコールは、自分で自分を支えてきた曲として、大学
卒業の頃に書いた曲「決意」
-明日から ゼロになる
この道をえらんだんじゃないか-

MAYUKOさんのこれからの決意をまた、再認識する曲でした。

今回の、ライブレポを終えて思ったことは
曲の内容によるものよりも、MCの内容を書くだけでも盛りだく
さんだということでした。
それだけ、すごく充実した空間が広がっていたんだな、と実感しました。

そして、もう一点は、曲に対する思い入れをについて。
この点については、右に出る人はいないと思えるほど、曲に対
する気持ちの強さを感じましたが、歌の前にその曲についての
エピソードを観客と共に実感することで共感を得て、さらにMAYUKO
さんの包み込む歌声とピアノの強調が感情を増し、この空間を
素敵な情景へといざなう魔法を持っている、ということを改め
て感じました。

デビューしたことで、これからまた新しい一歩を踏み出すMAYUKOさん。
今まで、大切に歌い続けてきた曲たちと共に、
まだ見えない先の世界に、どんなみちしるべの1ページを刻ま
れるのか、楽しみです。
未来は・・・♪

(txt by kaiton)