一年の締めくくりは、日頃お世話になっているibc岩手放送
への感謝を込めて、いつにも増して熱いライブとなりました。

（演奏曲目）
1　冬が来る
2　My Chrisymas Time
3　貴方をもっと好きになる
4　あはは
5　FAVORITE SONG
6　美しい悪夢
7　必ずまた会える
8　Where have all the flowers gone
9　ねがい
10 懐かしい場所

11 きよしこの夜（アンコール）

（ライブレポート）

この日の盛岡は快晴！当日は朝までレコーディングのため新幹線の中で寝てしまい、
リハでは声が出なかったとMAYUKO。
今回は持ち時間が1時間といつもより長めで全１０曲を歌いました。
今日はIBC岩手放送、ラジオ『ＭＡＹＵＫＯの世界』でお世話になっている
ディレクターさんが遊びにきてくださいました。今回は新しくつくったCDを用意して
、アンケートと引き換えに配りました。

♪１　『冬が来る』
顔がヒリヒリする程に寒かった盛岡の冬の寒さを感じながら
少し淋しいこの曲で静かに始まりました。

♪２　『My Christmas time』
「My Christmas time is lonely night」というサビの歌詞ではあるけれど、
なかなかノリの良い曲で一人で鼻歌を歌いながらスキップでもしたくなります。
今回のライブは少し早いMAYUKOサンタさんからのクリスマスプレゼント。

♪３　『あなたをもっと好きになる』
私は「お互いの似ている所を見つけるたびにただ嬉しくて」というフレーズが大好きで、
MAYUKO独特の「あたたかさ」があらわれている曲です。

♪４　『あはは』
実はこの曲、昨年の春、「MAYUKOの世界第一夜」の放送を聴きに盛岡へ行ったとき、
駅前で出会った人との出来事が曲になりました。
MAYUKOにとって盛岡の思い出がつまった1曲をここ盛岡で披露しました。

♪５　『FAVORITE SONG』
ある日好きな人ができた。彼の事をいろいろ知りたくて音楽の好きな私は彼の好きな音楽を聞いてみた。
彼の「FAVORITE SONG」は『Over the rainbow』。けどもう一緒には居られない。
悲しいくらい大好きだったあなたを忘れよう。なんの罪もない歌にまかせてあなたを許そう。

♪６　『美しい悪夢』
もうすっかり定着したナンバーの１つ。ずいぶん前に伴奏をガラリと変えてから
とてもカッコイイ曲に生まれ変わりました。
後半のサビでは静かな林の中から何かがささやいているかのようにまっすぐ澄んだ声が魅力的でした。

♪７　『必ずまた会える』
「あなたが撮った写真　私の最高の笑顔　もう二度とあんな風に笑えないと思うのはやめます」
スローテンポにのせたメロディーは彼女の寂しさがうつしだされ、泣きたくなってしまいました。

♪８　『Where have all the flowers gone　（花はどこへ行った）』（song by PPM）
アメリカのフォーク・シンガー、ピート・シーガーの代表作でピーターポール＆マリー
（パフという曲が有名ですね）が歌っていてベトナム反戦運動で歌われました。
「花はどこへ行った？少女が摘んで行った」という1番から始まって、
その後「少女はどこへ行った？男たちのもとへ嫁いで行った」⇒
「男たちはどこへ行った？兵士となって戦場に行った」⇒
「兵士はどこへ行った？死んで墓へ入った」⇒
「墓はどこへ行った？花で覆われた」という流れになって、
また1番へ戻るという戦争を起こしている人の愚かさを歌っています。

この曲の後半突然MAYUKOは泣き出してしまった。伴奏も声も止まり、みんなが見つめる中、
その場は彼女が涙を啜る声だけがマイクから聞こえた
。頑張って最後まで歌おうとしている姿に私は心の中で「頑張れ！」と叫んでいました。

「私たちの住む地域は以前は立川米軍基地と横田米軍基地に挟まれており
、ジェット機が飛んでいる音が毎日聞こえ、飛んでいるジェット機の数の違いによっては
何かが起こっているということもわかる。基地のそばに住んでいるから「戦争」というものが
他人事とは思えないし、とても怖いことだ。
しかし、他の人（基地のそばに住んでいない人）に話しても全然理解してくれない人も多かった。
今自衛隊派遣を目の前にして米軍基地のそばに住んでいる人は気が気ではないはず。」
とライブ後MAYUKOママが話してくれました。

♪９　『ねがい』
01年9月11日のニューヨークで起きたテロ事件。
その1年後、あの日の出来事をみんなが決して忘れてはいけないと、そしてみんなに伝わるようにと、
この曲をつくり始めました。「MAYUKOのねがい」＝「みんなが笑っていること」だそうです。
曲の後半、伴奏がいつもより力強くて途中で泣き出すのを必死にこらえている様子が演奏から伝わってきました。
私はその「ねがい」が叶うまでずっと歌い続けて欲しいです。

♪１０　『懐かしい場所』
なみだ涙の２曲の後は、この盛岡が必ず思い出深い「懐かしい場所」になり、
またいつかここに来たいと思っていますと話しながら、さわやかに歌ってくれました。

♪アンコール　『silent night　（きよしこの夜）』
なんと！みなさんからアンコールの拍手が起こりました。そこで歌ったがこの曲。
1番は英語で歌い、2番を日本語で歌い、会場に居たみなさんと一緒に歌いました。

こうして2003年のMAYUKOライブは幕を閉じました。
今回は「冬」の曲の多い、スタンダードナンバーを揃え、これぞ「MAYUKOライブだ！」っていう感じでした。
「一番ハンカチが必要だったのは私」なんてこともありましたがあの涙、
気持ちはそこに居た全員に伝わったと思います。
他人の歌でもあんなに泣いてしまうMAYUKOはハートがとても強い人なんだと思いました。
ライブに来てくれた方からは「つやのある声と、愛と平和を歌う姿勢は素晴らしいと思います！」、
「歌声が素敵。思わずもらい泣きしてしまった」など感想も頂きました。

ライブの後はMAYUKOファミリーととある中華料理屋で盛岡名物「じゃーじゃー麺」で打ち上げ！おいしかった！
今年もいろいろとお世話になりました。今年はレポートを書く機会が多く、「本当に自分が書いていいのか？」
と思うこともあったけれど、「いつも読みやすいレポートありがとう！」と言ってくれていつも嬉しく思います。
2年前MAYUKOの音楽に惹かれた私は、これからも未知の世界へ広げていきたいと思ってます。
レポートをいつも読んでくださったみなさん、本当にありがとうございます。
来年もよろしくお願いします。次回ライブは1月16日（金）曼荼羅です。
Happy Christmas! & Happy New Year!

（text by かっしー）