2002.7.24 代々木 Cure*m


当日配布されたプログラム


今回ライブレポートを書いてくれた
ひさくん、ありがとう!

〈セットリスト〉
今回は二部構成、それぞれ7曲ずつをカラオケも全く使用せず、一人で14曲を演奏しきったMAYUKOに拍手!今回はMAYUKOの楽曲をより深く楽しんでいただく為に、下記のように歌詞の一部分とそれにまつわるエピソードが書かれた演奏用のプログラムも用意され、たっぷりとMAYUKOワールドに浸ることが出来ました。

<1部>

1.西武線
本当は知っていたんだ
ずっと一緒にはいられない
本当は知っていたから
一瞬を大事にした
私は電車に乗る
君はホームに残る
もうこれでさよならだね

2.僕の言葉
悲しいくらいに 気持ちがすれ違う
僕の言葉じゃない言葉でも
君は聞きたいと思うの?
彼女は泣きながら訴えてる
「愛してるって言ってよ・・」

3.君のハンカチ
なんとか一人で頑張ってたんだけど
ちょっとダメージが大きいみたい
君の優しい声を聞いたら
張りつめた糸が切れてしまった
ありがとう そばにいてくれて
声にならない声が 風にのまれていく

4.信じることを怖がらないで
人を信じてみようと思う
自分を信じてみようと思う
そこから始まることって 
たくさんあるじゃないか
明日はもっといい日になるよ
そうやって僕らは今日を重ねていくんだ

5.あはは
初めて自分の歌声がラジオで流れた
とても嬉しかった
ずっと一人で作っていた歌が
たくさんの人の耳に届いた日
盛岡駅の駅前広場で
あはは と大きく笑ってみせた

6.さよなら、言うのはふたり
あなたを責めるつもりもない
あなたの前で泣くつもりもない
震える声を必死に隠していた
別れを決めたのはふたり
さよなら、言うのもふたり
あなたに背を向けたあと
子供のようになきじゃくった

7.必ずまた会える
あなたを思うと 涙が止まらなくなる
「必ずまた会える」
夢のようなその言葉を
私は決して 決して 忘れない

<2部>

8.美しい悪夢
あなたの名を呼ぶ 夜明け前の空
私を返して 一人で立てるよう
あなたを頼って 幸せに生きてきた私
頼るべきあなたを失い 途方に暮れる私
恋と呼ぶには あまりに深くて
愛と呼ぶには あまりに美しい悪夢のよう

9.震える唇
車の中という密室で
ぶつかり合う二人
受け止めきれない事実を抱えて
それでも一緒にいられるだろうか
それが愛なのだろうか

10.赤いスカート
小さい頃大好きだった赤いスカート
大事にしてたのに ある日
自分の手で台無しにしてしまった
ほつれたあたしの心
ほつれた赤い糸を 薬指に巻き付けてみた
強く 強く

11.思いきり笑える日
甘ったれで淋しがりやの私に
頑張ろう 大丈夫だよと
いつも言ってくれるあなたに送ります
これからもよろしく
思いきり笑える日のために

12.決意
「4年間は短いけど1日は長い」
そんな言葉を最後にもらって
2002年3月19日、大学を卒業した
明日から僕はゼロになる
ヘタな言い訳はもうできなくなる
迷い続けて それでも確かに
この道 選んだんじゃないか

13.音楽室
誰もいない音楽室にいた
傷付いた心で
私はピアノを弾いていた
目を閉じれば 見知らぬ世界
指に触れるピアノの音で
どこへだって 行ける気がした

14.懐かしい場所
初めてピアノを弾いた 初めて歌を歌った
それをいいと言ってくれた人がいた
迷った私に いつも居場所を教えてくれる
たくさんの懐かしい場所がある
懐かしい思い出が 心の中で生き続ける
新しいこの場所で きっと歩いていける

ライブレポート

7月24日水曜日くもり。のち雨。
うだるような暑さも一休みしたこの日、代々木Cure*m
今回のライブの1番の特徴は、全14曲という曲の多さ。
前後半に分かれたまず1曲目。
「LOOK OUT」が今回から曲名を「西武線」に変えて
久々登場!
続いて「僕の言葉」、続けざまに悲しい曲…
あっという間にMAYUKOの世界に引き込まれました。

3曲目の「君のハンカチ」はつらかった時に励まし、
助けてくれた人に
感謝を込めて作った曲だそうです。
そして「信じることを怖がらないで」
悲しい曲の後、励まされ、
そして「あはは」自分のやってきたことが実った、
そんな素直な喜びがあふれていました。

6曲目「さよなら、言うのはふたり」、
前半ラスト「必ずまた会える」
別れの曲・・・めまぐるしく感情が変わった前半、
こみ上げてくるものを抑えながら1曲1曲に浸っていると…
本人も気持ちが入りすぎたのか目の端に光るものが…

ここで休憩。外はMAYUKOにつられたのか雨が
降り出していました。

後半はスタートから2曲激しい恋愛の歌が続きます。
今回のライブは今までと違い恋の歌が少ないとのこと
何か心境の変化があったのかもと語った本人。
この「赤いスカート」はどのような気持ちで
歌ったんでしょう?
そんなMAYUKOをいつも支えてくれている
大切なパートナーに贈る曲。
ありがとうの気持ちを込めて「思い切り笑える日」

12曲目「決意」柵のない世界へ踏み入れたときの歌、
誰もが経験することだけど自分の居場所を
見つけるのは難しい。
MAYUKOが見つけた居場所はピアノがある場所。
「音楽室」「懐かしい場所」自分もちゃんと
居場所をつくらないと、って考えさせられました。

毎回のことながらMAYUKOの作る曲には共感する
ところが多く、元気をもらったり、復活したり、
前に進む勇気が出てくる。
そんなことを再認識した充実したライブを
味わいました。

また、次回を楽しみにしています。

(text by HISA)(some photos by Goma)